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1477『建築と植物』を刊行
Date: 2008-10-12 (Sun)

五十嵐編『建築と植物INAX出版が刊行されました。「エクストリーム・ネイチャー」と連載をベースにした「ヴェネチア・ビエンナーレ・ドキュメント」を寄稿しています。また、研究室で「温室建築の歴史」を構成しました。この本は、石上純也さんのヴェネチアの展示、あるいは作品集とも対で読まれるべきテキストになっています。
・『日経新聞』10月4日の佐野由佳「逸品一品」にて、監修した建築トランプが紹介されました。

*大阪の国立国際美術館にて「アジアとヨーロッパの肖像」展を見る。
・ヨーロッパから想像された他者としてのアジア、あるいはその逆、また大航海時代以降に実際に両者が触れてからの互いの描き方をたどる、興味深い内容でした。ただ、現代のパートになると、急にアーティストの名前がきわだち、一般的な表象とはズレる感じで、むしろここは広告写真における西洋人とか、違うものを展示したほうが連続性があったように思う。

*東京へ。
・10月10日は、建築会館にて「建築文化週間2008 特別編:ヴェネチアビエンナーレからアーキニアリング・デザイン展へ」を行う。石上さんが建築について、佐藤さんが構造について、五十嵐が展覧会の全体について語る。斎藤公男先生がコメンテータとして参加。建設途中のプロセスは、僕も初めてみる写真がいろいろあって、楽しめました。終了後、手伝ってくれた学生らも入り、ビエンナーレの打ち上げ。





1476第6回国際平和博物館会議
Date: 2008-10-11 (Sat)

*『日刊建設工業新聞』10月8日に「建築の文化的な外交について」を寄稿しました。

*10月9日、京都造形大の人間館にて、第6回国際平和博物館会議のパネルディスカッション「平和博物館は可能か?」を、椿昇さん、渋谷城太郎さんともに行いました。やはり、海外からの観客も多く、建築やアートとも別の、いつもとは違う客層でした。
京都国立近代美術館の「生活と芸術 アーツ&クラフト展 ウィリアム・モリスから民芸まで」を見る。モリスのデザインはどうしても良いとは思えないのだけど、彼から始まった波紋が20世紀前半にも持続していたことをうかがえて興味深い。建築家による生活用品のデザインも多い。民芸にも接続し、大きなパースペクティブから俯瞰できる好企画でした。


1475平和博物館構想
Date: 2008-10-10 (Fri)

*『建築ジャーナル』10月号にて、ビエンナーレの連載「9月、ついに全貌を現す華奢で精密な建築」を寄稿しました。同号にて、南さんの建築家日記ではラジオに触れています。
・ちなみに、10/20に南洋堂でラジオの公開収録があります。聴講希望者は下記へ。第10回の配信として、今後の行方を占う予告編、南さんのアーキフソフィア「水」、広島女学院大学小野育雄先生の研究インタビュー(スティーブン・ホールをめぐって)が配信されました。
http://www.tatsumatsuda.com/japanese/radio/radio.html
・10月10日の18時から、田町の建築会館にて、ヴェネチアビエンナーレ帰国報告会を行います。石上さん佐藤淳さんもそろう唯一の企画です。

*10月8日、京都へ。
京都造形大の「平和博物館は可能か?」展のスペシャル合評イベントに参加。同大学のほか、東北大東北芸工大、兵庫県立神戸科学技術高校、神戸工業高校から49の作品が集まり、10作品をレビュー。千住博さん椿昇さん宮島達男さん、渋谷さん、竹内さん馬場さんもいる豪華な審査陣。モノとしての完成度が高い戦闘機プロジェクト、発見的な場所の選び方とロジカルなプロセスが良かった建築のdefection、戦争と関係なく創造を提案したリズム、モーニング娘。のようなプロデュースで巡回型を考える高校生の「明日、私たちの街に、平和博物館がやってくる」、誇大妄想的な国連原爆ドーム+慰霊広場など。順当にいけば、戦闘機プロジェクトが一位なのだろうが、審査は生もので思いがけず、リズムが一位となった。終了後、各大学が合流し、打ち合わせ。
・静岡市クリエーター支援センター(CCC)のキュレーター(展覧会企画者)とクリエーターによる展覧会企画を募集の審査を行い、その結果を送る。今回はまだ一回目でそれほど応募は多くなかったのだが、逆に言えば、助成金をうけてアーティストや建築家が表現できるチャンス。こういうの、みなさん結構見逃していませんか?


1474坂本一成さんの展覧会
Date: 2008-10-09 (Thu)

*『建設通信新聞』10月2日にて、「ヴェネチアビエンナーレ国際建築展2008リポート」を寄稿しました。

東工大で開催されている坂本一成さんの展覧会へ。
・模型と大きな写真による展示。ギャラリー間で出品されたものに、それ以降の新作を加える。寡作というせいもあるが、ほとんどの住宅を見に出かけていることに改めて気づく(室内まで見たのは二軒のみですが)。百周年記念館のカフェと混ざりながら、展示が行われている、開放的な雰囲気の空間が、とてもいい感じだ。
東京芸大にて講義。
・新宿にて、ヤンキースタディーズ本に収録する都築響一さんインタビュー。彼自身は都心育ちでヤンキー文化とは無関係だが、失われていくものへの興味や、東京ハイアートへの反発から、ヤンキー系ヴィジュアルを収集し、書籍化してきたことをうかがう。オタクのマニアックなコレクションから人生は見えないが、ヤンキーの部屋からはそれが見えて興味深いとも。

*仙台へ。
東北大にて講義。
・12月におこなうサイエンスカフェの打ち合わせ。
・東京に戻り、建築学会の情報委員会に出席。いろいろな情報公開についての状況がよくわかる。


1473Archi-TV2008 卒業設計コンペ
Date: 2008-10-07 (Tue)

小山泰介さんの写真集『entropixartbeat publishersに「都市の抽象と具象の裂け目から」を寄稿しました。
・『+CLASS』2008年秋冬にて、「窓は映画の名脇役1 裏窓」を寄稿しました。

*5日、Archi-TV2008の卒業設計コンペ「ソツセイ脱構築」に審査員として参加。
長谷川逸子さん藤村龍至さんとともに。巨大な模型から審査するのではなく、コンセプトの文章をまず読んで、それとの関係から応募作を選ぶ。各自まず5票を入れることになり、39の案から、須藤えみ子「青」、持丸卓也「superflat」、藤野高志「森の都」、櫻井雄大「hand in hand architecture」、斉藤有一「それは、手を差し伸べるように yoyogi peace museum」を選ぶ。しかし、プレゼ進出に選ばれたのに、実際会場に来ている人が少なく、選出外の作品も発表を行う。そのせいもあって、最優秀賞をしぼるのは難しく、結局、各審査員が個人賞を2つずつ選ぶことに。五十嵐は、平和博物館構想への関心から斉藤さん、もっとも美しく詩的なイマジネーションを喚起する文章を書いた須藤さんを個人賞とする。
・終了後、上記の写真家、小山泰介さん、藤村さんと昼食。小山さんから現代建築にも興味をもっていることをうかがう。





1472近現代建築史もおおづめ
Date: 2008-10-06 (Mon)

*『をちこち25号、2008年の連載にて、「北京のスポーツ施設と都市計画」を寄稿しました。特集絡みでは、水沢勉長谷川祐子五十嵐による座談会「国際展は都市とアートの未知の可能性を世界へ発信する」が掲載されています。ヴェネチアビエンナーレ横浜トリエンナーレのプロジェクトについて話しています。

*市ヶ谷出版にて、近現代建築史の打ち合わせ。
・本も印刷の直前で、最後の調整作業を行う。

*初台へ。
ICCの「拡張された感覚/日韓メディアアートの現在」展を見る。面白い展示だけど、相変わらず人が少ない。ヘンな科学館のつもりで、もっと子供も動員できそうなのに。今回、パラモデルが出ているのですが、実は石上純也さんを選んだキリンアートプロジェクト2005で、僕のなかで次点だった作家。その後、いろいろ活躍していたのですが、今回初めて実作を見ることができました。
ドコモダケとのコラボレーションのアート展。こちらはまあまあ人がいる。人を呼ぶのにはありえる企画ですが、ここまで企業キャラにべったりで作品をつくらないといけないのも考えさせられる。
・ついでに二度目のトレース・エレメンツ展へ。派手ではないですが、コンセプトのしっかりした企画で評価できる。アレックス・ディヴィスの作品は、いつのまにか本物の人間も映像でないかと錯覚してしまうところが興味深い。田口和奈の作品群では、ほとんど顔が消えかかった「あるいはー似て非なるもの」がもっとも興味を引く。古橋ていじのLOVERSは、前は中央のしかけばかり見てたのですが、壁ぎわに立ち、等身大の映像の隣にいると、作品に参加しているような気持ちになる。角の警備員もその一部に。建築的には、ソフィー・カーンのスキン・ランドスケープ的な表現が面白い。





1471安藤忠雄さんの講演会
Date: 2008-10-05 (Sun)

*"STREAM 01:EXPRORATION" (MONOGRAFIK EDITIONS,2008)にて、"LUXE & CHAPPELLS A TOKYO"を寄稿しました。これでブランド建築+結婚式教会論がフランス語になりました。ほぼ同一の文章はすでに『結婚式教会の誕生』に収録されています。最近、韓国の『空間』から原稿依頼があり、この雑誌は三度目。今年は、アメリカ、イギリス、イタリアと各国からの書籍や雑誌の原稿が続く。

*一日で三人の建築家のはなしを続けて聞く。
・まず昼過ぎに秋葉原にて、小玉祐一郎さん。空間の断面に可視化されない熱や風の流れを感じていることがよくわかる。
・続いて、3時30分からアトリエ・ファイにて原広司さん。実年齢では70歳を過ぎているというのに、なにかとても若々しい。老いを感じさせないというのは、こういうことを言うのだろう。

*有楽町に移動し、よみうりホールにて安藤忠雄さんの講演会。
・海外プロジェクトから始まって、東京オリンピックまで。質疑応答では、しゃべりの反射神経の速さに感心。ついでに1000人規模の講演会がどのような雰囲気なのかを視察。というのは、11月5日の夕方、仙台にて安藤忠雄さんの講演会を企画しているからです。仙台エリアのみなさん、口コミでどんどん広めて、いっぱい来てください。もうすぐ詳細についてもお知らせします。





1470安藤忠雄展始まる
Date: 2008-10-04 (Sat)

*『毎日新聞』9月25日の伊坂道子の「住アドバイス」にて、僕のコメントの引用とともにイエノイエ・プロジェクトが紹介されました。
堀池秀人さんの『まちの遺伝子鹿島出版会、2008年にて、『美しい都市・醜い都市』が参照されました。

*仙台から東京へ。
六本木ヒルズのライブラリーにて、宗教学の島田裕巳さんインタビュー。『建築雑誌』の宗教建築特集のためです。かなりマニアックな新宗教関係の人物名もぽんぽん出てくるタイプのトークは、考えると初めてかもしれない。

ギャラリー間安藤忠雄展のオープニングへ。
・いつものギャラ間とは違う客層なのか、雰囲気がちょっと違う。海外のプロジェクトがいろいろあって、新しい展開も面白いですが、やはり最大の見物は1/1の住吉の長屋です。一度だけ実物の内部も見学させてもらったことがあるのですが、素材は違えども、同じスケールで不思議な感覚。ビエンナーレの石上温室、横浜トリエンナーレの平田ハウスと、1/1の建築展が続きます。
・終了後、松田達くんと建築系ラジオの予告編を収録。来週に配信します。





1469おろち
Date: 2008-10-03 (Fri)

*『建築雑誌』10月号は、第一特集が「木造建築の到達点」です。五十嵐が担当した第二特集は、展覧会の応援企画「アーキニアリング・デザイン展を10倍楽しむ方法」です。

*汐留にて、村野藤吾の「建築とインテリア」展を見る。
・さまざまな切口で空間の魅力にせまる、好企画でした。
・『おろち』を見る。木村佳乃の怪演が光る。なかなかよくできた精神的恐怖映画。
手塚治虫論を書くために、ここ数日ずっと彼の漫画づけ。アトム・シリーズもほぼ全巻読破。

東北大へ。
・窓学のmt、学生によるヴェネチアほか海外調査の報告会。
・大学院の講義もスタート。いよいよ後期です。


1468ストリートビュー
Date: 2008-09-30 (Tue)

日本建築学会編『人口減少時代のマイタウン再生』技法堂出版、2008年にて、鈴木寛奈・山口ゆかり「廻」の講評を書きました。

*今年も、TEPCOインターカレッジデザイン選手権2008のコンペの審査員と課題提出者を担当しています。今回のテーマは「イエガタ21世紀」です。審査員は、昨年と同じく、古谷誠章さん西沢立衛さん乾久美子さん、森尻謙一さんです。登録締切は11/14、応募締切は11/28です。詳細は下記。
http://www.kenchiku.co.jp/compe/detail.php?id=224

*『週刊 金曜日』の瀬下さんから、グーグルのストリートビューについてのコメント取材を受ける。改めて考える機会をもったが、これはなかなか興味深いテーマだ。
・映画『シャッター』を見た。典型的な和製ホラー×ハリウッドだが、心霊写真はよくあるけど、映像のフィルムに焼きつく霊はなぜ少ないのだろう。

*イエノイエに向かう。現地にて、エルデコの住宅特集で、平田晃久さんと対談。
・ついでにbankart life 2の展示を見る。1929yokohamaでは、1階にヤノベさんのスタンダ、3階に牛島達治の回転する機械、とくに木村崇人など、地下の展示が印象に残る。
・建築会館へ。『建築雑誌』の編集委員会。


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